2004/11/01

GKテクニカルAD中村孝宏の「GK塾質問コーナー」2004年アーカイヴ

質問に答えて(2004年11月1日)

【質問】僕たちは中体連市内優勝・県大会ベスト16で終わりました。。でも市内中体連の決勝では、攻められてたんですが、ナイスセーブばかりで新聞に名前がのるほどでした。そして1-0で勝ちました。これも今まで質問に答えてくれたおかげです。ありがとうございました。質問なんですが、今から高校までどんなことをしたらいいんですか?何もしなくても大丈夫ですか?今は週に1度社会人の練習に参加していて、今週からトレセンの練習も加わるんですが・・・

【回答】市内中体連優勝おめでとうございます。少しでもお役に立てたことを嬉しく思っています。自分の苦手なプレーを見直す期間にしてみてはどうでしょうか?市内中体連で好セーブを連発したといっても、完璧ではないと思います。GKとして不安なプレーも中にはあると思います。そういったプレーの技術を磨く期間にしてはと思います。例えば、自分の今まで出場した試合での失点について、どういう失点が多かったか?試合中よくミスをしていたプレーはなかったか?キックやスローイングは正確にパスしていたか?などいろいろ反省するところはあると思います。GKは失点を反省してその経験が自分の力になります。反省することができるGKがすばらしいGKになるための秘訣です。第三者(監督・コーチ・チームメイト)の意見を聞き入れ自分以外の声も聞くことも重要なことです。試験があるとは思いますが、その合間をみて今までの中学校生活を振り返る時間してほしいです。後は、練習をしなくなると太ったりすることもありますので、体重のキープも重要です。高校に行ってからやるから大丈夫と思ってると、出遅れてしまうのでご注意を!

GKのコーチング(2004年10月13日)

Q:コ-チングの基本を教えてください?

A:GKとしてのコ-チン グの基本は、ゴールをされない(シュートを打たれない)指示を出すのが基本です。そのためには、味方にマークの確認の指示、ボールが無いところでの味方の ポジショニングの指示、シュートコースを限定させる指示、CKやFKなどでの指示などGKとしてのコ-チングはいろいろあります。私、個人としては味方の 士気を高めるための声もGKとして重要なコ-チングだと思っています。考えていただきたいのは、自分がゴールを守っていて守りやすくするのがコ-チングの 基本です。もちろんチームを盛り上げるための声も大事なコ-チングです。

キック力増強(2004年10月12日)

Q:キック力増強の為には何をすればいいですか?

A: よくそう言った質 問をいただきますが、キック力増強するというよりもボールをしっかりとミートする事はできていますか?おそらくゴールキックなどで飛距離がでないからそう いう質問をされたのだと思いますが、ボールを遠くに飛ばすということは力よりもミートするタイミングがポイントになります。パワーをつけたいと思われるの なら筋肉トレーニングなどで足腰を鍛えることもできますが、ボールをしっかりミートできれば、ボールは遠くに飛ぶはずです。ボールをミートするためのト レーニングを、お勧めします。トレーニング方法としては、ゴールに向かって思いっきりシュートを打つなどしてみて下さい。

思いきる勇気(2004年9月11日)

みなさんは先日行われた日本代表ーインド代表の試合を見られましたか?今回はこの試合につ いてお話ししたいと思います。試合の結果だけを見れば日本の圧勝と思われますが、その中でひときわ目立っていたのがインドのGKでした。セービングや キャッチングの仕方を見ると、日本のGKではあまりしないようなプレーをしていましたが、とにかく思いきりの良さに目を見張りました。その影には、研ぎす まされた集中力があると感じさせられました。それと、どんな局面でも諦めないという気持ちが伝わっていました。前半の高原選手のへディングシュートを間一 髪ゴールの外に弾き出すシーンは、タイミングとしては遅れていたので、私は「入った!!」っと思いました。しかし、インドのGKは遅れながらも手をいっぱ いに伸ばし弾き出したシーンは敵ながらアッパレでした。その他にも、ディフェンスの裏に出たボールなどの処理は、非常に判断良く処理していたと思います。 ※但し、日本のGKはGKとしてのテクニックをGKの専門のコーチにより指導を受けているため、インドのGKのようなとり方はしません。インドは、GKの 頑張りがあったからこそ4失点ですんだように思えました。集中力と、思いきりの重要性、最後まで諦めないということの大事さを再認識させられる試合でし た。みなさんも、この点は見習って欲しいところです。といってもみなさんはインドのGKのプレーを覚えているかが心配ですが・・・日本のGKの川口選手 も、攻めっぱなしだったゲーム展開でしたが、何度かあったピンチも無難に処理していたと思います。

GKが前に出ていくことのリスク(2004年8月24日)

GKというポジションは常に失点と背中合わせのポジションです。この事 は皆さんも私が今更話をしなくてもわかっている事だと思います。最近、アジアカップやオリンピックなどで、トップレベルのプレーを見ていて思うのですが、 GKが目立ちすぎると感じます。GKとしての技術があるので自分の守備範囲が自然に広くなってくることはわかりますが、GKがそこまでする必要があるのか と思わせるような飛び出しを目にします。GKというポジションについて私の見解ですが、GKは確実性の求められるポジションです。FWのように、10本の シュートのうち、1本のシュートが決まればいいというポジションではありません。1本のシュートも許しては行けないポジションです。しかし、トップレベル のプレーを見て、いても中途半端な飛び出しによって相手との間合いを上手く詰めることができずに失点してしまうケースや、ディフェンスの裏にでてくる相手 のパスを、なんでもかんでも出ていってしまい簡単に失点してしまうなどというケースをよく見ます。なぜこういった原因が起こるかというと

  • 組織サッカーが主流になりラインディフェンスの連携ミス。
  • GKへのバックパスが最近では当たり前のように行われ、GKのポジションが自然に前になり中途半端なポジショニングになってしまったりして失点してしまうなど、原因はあります。(これだけがすべてではありませんが・・・)

中 学生・高校生・社会人関係ありませんが、まず、GKのコ―チングで人を動かすことをして下さい。なんでもかんでも自分が前に出て思いきりよくプレーするこ とが、すばらしいGKではありません。見方を使って、その後のフォローをGKが行うようにしていけば、前に出るべきボールなのかどうかの判断はついてきま す。一番こわいのは、勢いや掛けで飛び出したりすることです。勘違いして欲しくないのは、思いきりよく前に出ることがだめということではありません。狙い のある飛び出しならば全然いいと思います。最近ありました、アジアカップでの日本代表のGK川口選手は狙いを持ったプレーをしていましたしGKとして最後 尾でゲームをコントロールしていてすばらしかったなと思いました。難しい話になりましたが、GKとしての責任を十分に理解した上でプレーしてください。 GKが試合を台無しにすることがないようにしましょう。質問があればいつでも聞いてください。

U-15の選手のみなさんへ(2004年8月20日)

全 国大会お疲れ様でした。試合の結果は残念でしたが、この全国大会の経験が 今後のみなさんのサッカー人生の思い出になると思います。しかし、ただの思い出にとどめていても今後のサッカーの上達にはつながりません。全国大会を通じ て、自分はどういうところが通用して、どういうところが通用しなっかたを反省しなくては全国大会を経験しても今後にはつながりません。試合で思うようなプ レーが出来なかったら、なぜ、思うように出来なかったのか?その原因は?試合になってベストコンディションで戦えなかったら、なぜコンディションが悪く なったのか?その原因は?個々の技術が足りなかった、緊張していいプレーが出来なかった、遠征先などで宿泊して環境が変わり風邪を引いてしまった・・・な ど個人で反省すべき点は山ほどあると思います。こういった反省すべき点に目をしっかり向けてこれからも練習頑張って下さい。

日本代表川口選手の復活(2004年7月27日)

ア ジアカップでの日本代表試合を皆さんは見ていますか?A代表に限らず、オリン ピック代表など最近は試合が多く勉強になると思います。話は戻りますが、A代表でここ数試合楢崎選手のケガもあって川口選手がゴールマウスを守っています ね。先日の、オマーン戦でのスーパーセーブは記憶に新しいと思います。私の感想ですが、川口選手がゲームに出場することにより、日本のディフェンスライン が相手に攻められている時でも落着いてプレーしているなと思いました。攻められている時の、間の良さが何よりも目立ちます。攻められてシュートを打たれた 際など、ゴールキックを蹴る前など、味方に叱咤激励をするなど何気ないプレーですが日本にとってゲームの流れを落着かせるプレーの一つです。後は、ワンプ レーが終わった後の味方選手への笑顔。存在感の大きさに安心させられます。海外での経験が、また一つ川口選手を一回り大きくさせている要因だと思いまし た。皆さんも、そういった何気ないプレーの意味がわかるようなGKになってください。自分で練習することも大事な事、TVや本を見てサッカーについて情報 を収集するのも立派な練習です。頑張って下さい。

試合前1週間の選手の質問に答えて(2004年7月12日)

Q:1週間どんな練習や生活をしていったらいいんですか?

A: チームのみんなとたくさん試合についてのコミュニケーションをとって下さい。試合はGK一人で勝てるものではありません。残りのフィールドプレーヤーがい て初めて成り立ちます。コミュニケーションをしっかりとってゲームに望んで下さい。練習はコーナーキック・フリーキック・ペナルティキックを練習して下さ い。セットプレーでの失点も想定されるのでフィールドプレーヤーと一緒に行って下さい。個人で行う練習としては、自分の苦手なプレーを練習して下さい。そ してその苦手なプレーを練習し、自分の中で感覚がいいなと思うところでやめて下さい。いい感触で練習を終えることが重要です。GKとしていい準備を行い自 分の持っている最高のパフォーマンスがでることを祈っています。

Q:最近シュート(左右の低い球のセービング)をはじいてばかりで、キャッチできないんですが、どうしたらいいですか?

A: 実際にどういったセービングを行いどういう取り方をしているかわからないので何ともいえませんが、目の位置がボールの位置よりも離れているのではないで しょうか?低いコースにくるシュートに対しては、目線の位置をそのコースに近い位置に置く必要があります。ボールを取る時に手だけ出して顔がボールから離 れているとキャッチミスをする可能性が高くなります。これが原因とはわかりませんが参考にしていただければと思います。

全国大会に向けて(2004年7月5日)

U-15 の選手の皆さん全国大会出場おめでとうございます。選手の皆さんにとっては、何 物にもかえがたい財産になることと思います。私も全国大会に何度か出場した経験がありますが、全国大会は参加することに意義があるのではありません。全国 大会に出場するということは、選手にとってはこれからのサッカー人生にとっても自信になります。せっかく出場したのですから上位を目指し一戦一戦勝ちを意 識して戦いましょう。選手にとって今の期間が非常に重要な期間になってきます。フィジカル的にも、メンタル的にもリフレッシュして全国大会に臨む必要があ ります。全国大会では炎天下が想定されるので、そこで走り負けない体力と精神力が必要です。そして、何より私がいつも話しているコミュニケーションが今ま で以上に重要になってきます。理由としては、全国大会というのは独特の緊張感があるものです。その緊張感に押しつぶされてしまうと思うようなプレーができ ません。そういったプレッシャーに負けないようにするためにコミュニケーション(声)が驚くほど有効になってきます。GKを中心にゲーム中のコミュニケー ションが絶えずでるようにこころがけて下さい。プレッシャーに打ち勝つにはコミュニケーションです。最後に、全国に廿日市FCの名前を知ってもらえるよう な戦いをして、今後の皆さんの自信になればと思います。全国大会出場おめでとうございます!!ここからがスタートです!!

壁を使ったGK練習(2004年6月28日)

Q:壁を使ったGK練習は、どんな練習がいいんですか?

A:壁を使ったトレーニングですが、まず初めに

  1. パントキック・ドロップキックで自分の正面に蹴り跳ね返ったボールを正面でキャッチ。
  2. 正面より少しずらしてボールをしたから投げる。跳ね返ったボールをセービングでキャッチ。

と りあえず、この2パターンを確実にキャッチできるようにしてください。壁を使ったトレーニングは、キャッチやセービングのフォームチェックをするという意 識で行ってください。常に相手を意識してトレーニングをして下さい。意識の持ち方で練習は変わってきます。このトレーニングは一人で行う場合のトレーニン グです。練習パートナーがいる場合は、ボ-ルをキャッチするひとの後ろからパートナーにボールを蹴ってもらうなどしてボールに反応してみて下さい。

インド戦のスタメン川口能活(2004年6月10日)

今 日はワールドカップ予選、日本-インド戦です。親善試合とは違い、緊迫した試合が予想されます。この試合は、楢崎選手がケガということで、川口選手のスタ メンが有力視されてい ます。川口選手にとっては久々の代表での試合。 最近では、所属のデンマーク(ノアシェラン)でレギュラーGKとして活躍しています。代表での試合感は疑 問視されていますが、これまでの経験もあるので問題ないでしょう。今回、みなさんに注目して欲しいのは、川口選手のフィードです。スローイングの早さ、 キックの正確性ここに注目です。そして何よりGKとしての存在感を感じてください。


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